読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

日常、時々思い出話。

厄年、独身、ニート、糖尿病。。な私の心機一転ブログ。

竹田圭吾さんの訃報

初めて竹田さんをテレビで見かけたのはとくダネだった。
一目で引き込まれる容姿も印象的だったが、
何よりも彼の語るコメントにまず驚いた。
そのニュースやトピックを的確に幅広く把握した上でより深い部分を客観的に解説したり、
それに対する自分の考えを述べたり、
今後の課題を提示したりなどされていたのだが、
その意見のどれもがわたしを納得させるものでいつも彼のコメントは聞き逃したくない、とテレビにかじりついたものだった。
どちらかというと視聴者寄り、あまり民意とかけ離れた意見ではないように感じたが、
かといって世間に媚びているような表現もなかった。
それがまた、彼の言葉を素直に受け止めることのできる要因でもあった。

一番に思い出すのはMr.サンデーでのコメント。
いじめで自殺した学生の報道だったが、
宮根キャスターが力強く、そしてとても感情をこめて教育する側への批判をしていたのに対し、
竹田さんが現状で対応でき得る限界を言葉少なに挟んでいたのを見て、
この人は事実を伝えたい人なんだと改めて感じた。
それは問題提起というよりは、独り言のような言葉だった。
理想はそうかもしれないけども、と。
その意見は子を持つ親にとってあまり聞きたくないものであったと思うが、
私にとってはこの人の言葉をこれからも知りたいと思えるものだった。
彼はきっとこれから教育に対して積極的に何かすることはない。
だが、批判することだけでは問題が解決しないことを視聴者に改めて伝えるというジャーナリストとしてのアプローチは見て取れた。
テレビで伝えることのできるギリギリのトーンで。
行動は起こしてこそ意味がある。

私はこれを見て、やはりテレビで見る竹田圭吾という人間が好きなんだと思った。
彼の人となりを知っているわけではない。
ただ感じるのは、理想を持ちすぎず、でも決して捨てず、
自分の考えをただ真摯に伝えたいというその姿勢が画面からすごく伝わる人で、それこそが彼の魅力なのだと思っている。
偏った考えではなく多角的に思考するところは、
池上彰さんに通づるものがあるように思う。
それが共感を呼ぶのだ。

他にも書きたいことはあるが、
今はただ、竹田圭吾さんのご冥福を祈っている。